
タイには赤い車のナンバープレートがある。
10年ほど前にタイにいたとき、「赤いナンバープレートは政府関係者の車だ。」と聞いた。
そして、乱暴な運転をして危ないが、事故になってももみ消されてしまうので近寄らないようにと言われた。
確かに赤いナンバープレートの車は窓に黒いフィルムを貼り、中が見えない。
そして高そうな車ばかりだ。
なるほど、と思いそれからは赤いナンバープレートの車を悪い権力の象徴とみなし睨むようにしていた。
月日が経ち、今回タイに住むにあたり安いアパートで暮らしているのだが、アパートの駐車場に赤いナンバープレートの車があるではないか。
なるほど、政府関係者が愛人をこのアパートに囲って通っているな、と思った。
はたまた、ある日、赤いナンバープレートの車をスーパーの駐車場で見たのだが、軽かな、と思うかわいらしい車であった。
なんと!政府関係者というのは、働く当人だけでなく家族にまで適用されるのか、と思った。
権力にあかしてやりたい放題じゃないか!!
とか、思っていたら今度は日本語学校の学生が大学卒業祝に親に車をもらった写真をFBで見たところ、赤いナンバープレートであった。
んん??あの学生のお父ちゃんは会社員やし、お母ちゃんも会社員やったような。。。
んん??
アパートの車も住んでる勢いで止まったまんまなんす、、。
ぐ、ぐーぐる先生???
ぐーぐる先生
「車の所持が正式に認められるまでは赤ナンバープレートを付けて走行可」
へ、へーー。そうですか。。へー。
というわけでした。ちゃんちゃん。
私がうっかり信じてしまった背景には、道路から突如車が消えたな、と思ったら警察のバイクが先導して王室関係の車がしゃしゃーっと走っていくのを見ていたからです。
なんか、そういうの有りなんだ、と思ったら赤ナンバープレートの車が全ていかつく見えたんです。
あぁ、はずかし。
ただ、免許取りたての人が多いので近寄らない方が良いっていうのだけは正解かもしれません。